深馬
キャストさんそれぞれの感想も改めて残しておきます。
まずは主演 深馬役の正門良規くん
脚本家である加藤さんも言ってたけど、本当に難しい役だったと思う。
"周りに動かされてるようで動かしてる"
そして
"動かしてるようで動かされてる"
この絶妙な塩梅....
今"深馬"を演じられるのは正門くんだけだろうなって思う。
ステージに立ってる最初から最後まで"深馬"でしかなかった。
カテコ最後でお手振りしてハケるところでやっと正門くんが出てくる感じ。
でも正門くん的には"憑依"って感覚ではないんだよね...そこがまた凄いなと。
(この回答してる雑誌取材以降、また変わったかもしれないけど)
加藤さん、稽古中は冷や冷やしたってことを雑誌とかラジオで何回か言ってて。
それは上手い下手ではなく、初単独主演ってことだったり、今までやったことがないような役だろうから、自分の中の殻を破りきれてないっていうハラハラだったらしいんだけど。
で、それは加藤さんも言われてたことなんだよね。
だからこそアドバイスができたんだと思うし、正門くんにも素直に入ってきたのかなって。
私は初日入らせてもらったけど、もうその時には"深馬"だと思った。
正門担だから贔屓目もあるかもしれないけど、やっぱり正門くんのお芝居好きだなって。
いい意味で、"正門良規"を消せる役者さんだって。正門くんにしか演じられないけど、でも正門くんが見えなくなるお芝居...だと思う。
で、私は初日の次に入ったのは3週間後くらいだったんだけど、
更に深馬になってた
ビックリした。
そして同時に、めちゃくちゃ加藤さんが見えた。
正門くんは見えないのに、加藤さんが見えるお芝居。
それだけ加藤シゲアキが書いた作品が身体に染みこんだからなのかなって。
加藤さんも言ってたけどさ「正門くんが加藤さんみたいなこと言ってる」って思ったよ!笑
正確にいうと「深馬って加藤さんだよね?」って感じかな。ステージにいる間は正門くんって思わなかったから。
加藤さんと正門くん、やっぱり醸し出すオーラとか、佇まいがすごく似てるんだと思う。
あとは声色とか...表情も近いのかな?
配信で見た時、あんなにも間近で表情が映されてるのに「加藤さんじゃん」って思った。
それくらい、深馬に加藤さんが重なった。
この感想が嫌な方がいたらごめんなさい。けど、加藤担としてはすごく嬉しかったよ。怒るわけないよ。ありがとうだったよ。(特典映像への返事)(ここでするなよ)
あと、ダンスがめちゃめちゃ良くなってたのもビックリした!
初日でも軽いと思ったけど、大阪公演はもっと軽くて、生き生きとしていて、真未(透子ちゃん)との息もピッタリで。
完全に自分の物にしてた。あのダンス、もっと見たかったな...正門くんのコンテンポラリーダンスももっと見たい。
生き生きと言えば、目の輝きもどんどん増していった気がする。
初日でも、真未とグラフティアートを描いてるシーンはキラキラしてると感じたけど、大阪公演の方がもっとキラキラしてた。
あまりにも楽しそうで、幸せそうで、その姿に涙が溢れちゃうくらい。
だからこそラストとの差も際立ってた。
こんなにも、こんなにも苦しかったっけって...いや、苦しかったんだけど....
さっきは幸せそうな姿に涙が溢れたけど、ラストは心を握り潰されるかのような感覚で涙が溢れた。
悲しいとか寂しいとか辛いとかの涙じゃなくて、限界ギリギリの鬼気迫る演技に圧倒されて、反射で涙が溢れて、涙が頬を伝ったことで自分が泣いてることに気づいた。
それくらいのめり込まされた。
この1ヶ月で、たくさんの殻を破って、ハジけて、壁を超えて、それであの深馬にたどり着いたんだろうなって。
正門くんにはこれからも、こういう役、たくさんやってほしいな。
初日の後にも書いた気がするけど(笑)
あと、グレショーと同時進行だったの本当に凄いなって改めて思った。
そしてそれを、息抜きというか気分転換というか"リセット"になってるっていうの、もう...化物か!?って思った...(心からの褒め言葉というか尊敬の意を込めてます)
本当にお芝居が好きなんだなって。演じることが好きなんだなって。
そんな正門くんがやっぱり大好きだよ。
これから正門くんがどう染まっていくのか、楽しみしかないね。
次に暖簾を使う時も観に行けますように...
深馬くんとして生きて、魅せてくれて、素敵な時間を届けてくれて本当にありがとうございました。
「初めて」に立ち合わせてくれてありがとう。
これから正門くんがもっともっと、やりたいお仕事がたくさんできますように。
そして、その姿を見続けられるますように...