「染、色」染まるということ...
「染、色」無事に配信も終わり、サイトも7月いっぱいでクローズされるとお知らせがありました。
もう本当に終わってしまうんだなって思うと寂しくて寂しくて。
でも、正門くんも言ってた「どこかに染、色の世界がまだ続いてるんじゃないかな?」って。
私もそう思いながら染、色ロスに耐えつつ、このブログを書き始めました。
ただ、先に書いておきます。今回"考察"はしません。
そしてきっと、他の方の"考察"ももう読みません。
開幕直後はTwitterで検索して出てくる考察をチラ見はしてたし、そこから知った情報から自分でも調べてみて、考えを深めるのも凄く楽しかったけど、私はやっぱり「染、色」に関しては"解釈"を大切にしたいという気持ちがあって。
ちなみに"考察"と"解釈"にはこういう違いがあって。
【考察】
物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと。
【解釈】
物事や人の言動などについて、自分なりに考え理解すること。
※どちらもgoo辞書より引用
確かに「染、色」に関して、調べたくなることはたくさんある。
私も双眼鏡使って何見たって小道具だし(笑)
調べだしたらキリがない。そして意味があることも多いと思うし、考察することが悪いことだとはちっとも思ってないです。(実際私も考察っぽいことしてるし。でもあの考察違ったかも〜〜ってなってるところもたくさんある...)
でも、いろいろ雑誌を読んでると、どうやら脚本家である加藤さんと、主演である正門くんの「答え」は違う可能性があるんだよね。
で、きっと、瀬戸山さんには瀬戸山さんの答えがあるだろうし、他のキャストさん達の答えもある。
今後、加藤さん側からネタバレ有りの感想を元にしたお話を聞ける可能性はあるし、そこで何かしらの"考え"や"答え"は聞けるかもしれないけど、今まで、加藤さんが作品について話をする時、明らかな"答え"を言うことはほとんどなかったんですよね。
で、"答え"は観た人、読んだ人が感じた事だっていうのをよく言ってる印象で。
(加藤担歴5年も経たないど新規なんでアレですが←)
「染、色」はその最たる物なのかなぁって。
配信も観て、本当に観る度に表情が変わる作品だなって改めて思ったんです。
演出もちょっとずつ変わってたし、キャストさんの表情も違ったりしたし。あと何より、映像として編集されているものを観ると、劇場で観た時の感覚と全く違った。
劇場だと、あんなにたくさんのアングルから見ることはできないし、細やかな表情の変化も見られない。
そして、舞台の配信なのに「映画みたい...」と思う程綺麗で、でも綺麗だからこそ生々しくて、舞台ならではの臨場感もあって。あれは「染、色」だからできた配信で...だからこそ、"作品としての表情"が違って観えた。
きっとこの作品に関する解釈は十人十色というか、観た人の数だけ、そして観た回数だけあるんだろうなって。
配信なんて同じ映像なはずなのに、観る度に感じ方が違った。
掴みそうで掴みきれない。遠くて近い、近くて遠い作品。
登場人物の誰に感情移入をするか、そしてその時の自分自身の精神状態はどうか。
そういうちょっとした違いで、一気に作品の観え方が変わる。
加藤さんの作品って、登場人物がみんな人間味に溢れてるんだよね。
全員、良いところもあれば悪いところもある。それぞれに共感できるところがあるし、理解できないところもある。
それこそ杏奈の面接シーンでのセリフだよね。
「人の良いところというのは、違う人から見たら悪く見えることもある」
これって、同じ人が同じ人を見ていても、状況によって見え方が違ったりするよね。
そんなこともいろいろ踏まえると、やっぱり私は"考察"はこれ以上したくないなって。
それこそ加藤さんに「俺の何がわかるの!?」って言われそうだし(笑)
だったら、私は私なりに受け止めた気持ちを大切にしたい。
「染、色」を観て感じたこと、気づいたこと、生きていく上で大切な感情。それを大切にしたいなって。
"解釈"に関しては語り合いたい気持ちもあるんですが、ブログに書くと一方的になってしまうから控えます。
私と解釈語り合い大会しても良いよ!って心優しい方がいらっしゃいましたらお声がけください...笑
昨年の悔し涙を乗り越えての「染、色」
私なんかが言うのは烏滸がましいのは百も承知なんだけど、けど、あの悔し涙は無駄じゃなかったと思う。
加藤さんにとっても、正門くんにとっても。
そして、染、色を観た上でこれだけは断言させてください。
私の人生の宝物になる作品だと。
きっとまた、ふと思い出しては「あのセリフってこういう意味かな?」って気づかされるんだろうなって。そしてまた私を人として成長させてくれるんだろうなって。
深馬も真未も滝川も北見も原田も杏奈も、みんな人間味に溢れてて、生々しくて、魅力的で。
そんな人たちが生きている「染、色」という世界が、私は大好きです。
素敵な作品を生み出してくださった加藤さん、演出として具現化してくださった瀬戸山さん、それぞれの登場人物を体現してくださったキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!!!
いつかまた、染、色に会えたらいいな...
【ここからは特典映像について書かせ...荒ぶらせてください!!!←】
いやもう聞いてないよ!!2人の対談が入ってるなんて!!!
いやね、最初"特典映像"って聞いた時は対談かな?って思ったよ?
でもさ、5分ってことだったし、そういや暖簾の映像(画像)って新聞とかテレビとか、あと岡田さんが載せてくれたのしか無かったよね?ってことは、暖簾サプライズの映像か!?って思ったんですよ。
そ・れ・が!!!2人並んでるしさ...「...ね!」で始まる最強可愛い映像だしさ...!!!
しかも撮ったの大阪初日ですってよ...行ってたわ私....(だからなんやねん)
(あ、暖簾サプライズはAぇlog正座待機しております←)
今回、「染、色」の宣伝で対談とか2ショット見れるかなーって期待してたんだけど、結局対談はパンフで瀬戸山さん含めてのだけだったし(瀬戸山さんも大好きだから嬉しかったし、あのパンフも宝物だけど)、2ショットはZIPだけ...しかも地方の壁の時間帯。泣(救済してくれたお友達には本当に感謝です!ありがとう!!)
それが、まさか、幕が開いてから、あんな最高な形での対談を見せてもらえるなんて...!!!
スタッフさんの声も入らず、本当に2人での会話ってのも良かった....
2人並ぶと加藤さんデカっ!ってなったけど(笑)
いやでもあれよ。脚本家兼先輩な貫禄よね。泣いた。
そして誠実に、しっかり目を見て会話する正門くん。泣いた。
本当に会話暗記しそうなレベルで何回も見たし、全部が全部最高だったんだけど、特に好きだったのが、正門くんが刺さったセリフのお話のところ。
原田の「可能性が広がっている時は一方で閉じていってる」って言葉が、そういう近い経験もあったからグサってきたって言ってたんだけど、それに対して加藤さんが「閉じてるからこそ広がる可能性もあるんだけどね」って返して、そこで正門くん、息飲んでるだよね。映ってないけど、息を飲んだ音がしてて。
きっと正門くんにとって新しい視点だったんだろうなって。多分、この話を聞いてから、また原田のセリフの聞こえ方変わったと思うし...
それと同時に、これは私がこの話で思ったことなんだけど、加藤さんが言ってたように、コロナ渦だからこそ配信制度が整ったのも閉じたからこその広がりだし、メンバーの変動や、22歳卒業制度のように閉じていくようにしか見えない事も、閉じていったからこそ、新しい世界が広がることがあるよなって改めて感じたんだよね。
その新たな世界が良い世界なのか、それはその人自身にかかってたりはするけど、そういう考え方を知ると、またいろんな言葉や状況の感じ方が変わるよねって。
まぁ、この原田のセリフを書いたの「覚えてない」って言うの、めちゃめちゃ加藤さんだったけど(笑)
「ガーって!バーって書いてるから」って表現も超加藤シゲアキ(笑)
最初ペンで書くフリしてたけど、途中でキーボード打つ手に変えたのも好き(笑)
そしてそれだけ一気に書いてると知って驚いてる正門くんも可愛すぎた(泣)
で、最終「誰が書いたんだろうね」っていう加藤さん....はい。深馬〜!!!笑
そこでの2人の笑い方めっちゃ似てたし、「張本人です」って表現してくれた正門くんにキュンです←
似てるといえば、スタッフさん達から「正門くんが加藤くんに見えた」って言われまくってるの凄いなぁとも思った。(カトシゲ呼びしたスタッフさんどこの人?TBS?🥺)
でも本当に私も加藤さんに見えたんだよ...根本は違うのかもしれないけど、似てるところもいっぱいあるよ...まずまず「加藤くんに似て思慮深い」で推薦されたんだもん正門くん...ちょっとこの辺りについては、キャストさんの感想を別記事で書くつもりなので、その時にちゃんと書きます()
あとは加藤担として悶えるくらい好きで思わず「正門くん場所変わって!!」って思ったのが「すげー汗かいてんじゃん」って突っ込まれたくだり🥺
「大丈夫?ちゃんと水分取らないと。倒れるんじゃないの?」って言われたすぎるだろ....で、最終的に「飲むから出んじゃない!?」って突っ込まれたところまで最高すぎた....
私の永遠のリア恋は加藤シゲアキなんです....
(正門くんもリア恋だけど、やっぱり年齢的に可愛いが勝るのよ🥺←知らんがな)
そして最後、「次に繋がるように。暖簾を使い続けられるように、真摯にお芝居に向き合っていきたい」っていう正門くんに、もう信頼と期待しかないなって。
加藤さんも、「これからの活躍も見てますし」って言ってくれてたの本当に嬉しかった。
正門くんが染まっていく姿、暖簾を使い続けていく姿を見ててね。
願わくば、また2人で何か創った物が見られますように...
*最後に余談
染、色に狂いすぎた私はついにカラースプレーを手に入れました←
本当はピンクが欲しかったけど見つからなかったのでディープグリーン。
どこかでタイミングを見て一度本当に腕を染めたいなと思ってます。
そうしたらまた何か見えるかなって。